生産技術開発

部門メッセージDepartment Message
生産技術力でヤマハ発動機グループのハブとなり、
ものづくりプロセスの進化を支える
今、モビリティを取り巻く環境は大きく変化しています。当部門では、全世界で取り組みが進む環境対応技術や、CASEに代表される新たなモビリティの価値の実現を生産技術面から後押しし、ヤマハ発動機グループの事業や商品力をグローバルレベルで高めることを使命としています。
当部門の最大の特徴は、開発の上流から量産工程まで一連のサポートができること、そしてその技術・知見をグループ各社・各部門に共有するハブ機能を有することです。得意分野である「塑性加工開発」「鋳造開発」「設備開発」を柱に、電動化や軽量化といったカーボンニュートラル技術を拡大し、ヤマハ発動機グループ全体でSDGs(持続可能な開発目標)を実現するものづくりを目指しています。
前述したように、当部門は、開発の上流から生産現場まで一連の技術サポートができることが最大の特徴です。そのため、生産技術エンジニアには、製品企画に最適な工法や工程の提案から設備の設計・製作、品質評価や量産準備と幅広い技術が必要とされます。若手のうちにコアとなる機能・製造要件定義力、機械設計、電気制御設計、計測技術、3D検証技術、プログラミング技術等を修得し、その後はヤマハ発動機を含むさまざまな現場で量産化技術を学びながらコミュニケーション力を高め、現場、現物、現象の「3現主義」を通じたロジカルな思考で課題解決に取り組んでいただくことを期待しています。
生産技術開発には、常に越えなければならない壁が存在します。そしてその壁こそが技術者を成長させる糧となっています。当部門では、本人の成長に合わせた挑戦とその結果を評価する仕組みを整えて、一人一人が心に掲げる理想のエンジニア像に向かって歩める環境を用意しています。ぜひ高い志と目標を持って、当社の門をたたいてください。
開発プロセスにおける生産技術の関わり

IYODA KOSUKE伊與田 耕輔
⼊社︓2014年専攻︓電気・電子・情報工学系
社員インタビューEmployee Interview
設備設計で身につけた機械設計スキルで
製造現場の革新を目指す
IYODA KOSUKE伊與田 耕輔
⼊社︓2014年専攻︓電気・電子・情報工学系
業務内容と仕事のやりがい
新製品の新規工法開発や既存工程の改善検討を行っています。設計部署や製造部署の関係者と協力して立ち上げに向けて課題検証を行い、不良品が出ない工程を作り込んでいきます。試作を行う中で予期しない不良モードが発生することがありますが、関係者が一丸となって解決に向けて検討を行っていきます。仮説検証から課題解決につなげられたときは達成感を得られ、仕事のやりがいを感じることのできる瞬間です。

仕事を通じて成⻑したこと
過去には設備設計を担当していたこともあり、機械設計スキルを身に付けることができました。機械設計の視点は現在の工法開発業務でも生かすことができています。
また、工法開発業務では設計や製造の他、多くの部門の方とのコミュニケーションが必須となります。他部門との情報共有では、試作や評価テストを経て得た情報を分析し、論理的に説明して納得してもらわなければなりません。入社して数年は先輩社員を頼ることも多くありましたが、今では一人で完結できる内容が非常に増えました。業務を通じて、専門スキルだけでなく、基礎となるヒューマンスキルも向上してきていると感じています。
当社で誇りに感じること
私の部署にはさまざまな工法の経験を持つエンジニアが集まっています。他の工程の情報を知りたいとき、すぐに情報を提供してくれる人がいるのは非常に心強いです。さらに、他工法の取り組みを担当工法の課題解決に応用するなど、部門内で協力して課題解決を行うこともあります。既存の技術に執着せず、新しい技術を獲得するための活動も行っています。世の中の新技術の調査や新技術を実務に織り込むための検証を行うことでエンジニアとしての視野を広く持ち、継続的に成長することができています。定期的に時間を確保して行っているため、通常業務が忙しくて活動ができないということもなく、自身の成長にもつなげられるチャンスがあることはうれしく思います。
仕事を通じてかなえたい夢や⽬標
目標とする理想像は、一緒に仕事をするメンバーに影響を与えられるエンジニアになることです。製造現場はDXやカーボンニュートラルなど大きな変化が求められています。新しいことにチャレンジするとき、関係者を巻き込んで前向きに取り組めるようになりたいと考えています。そのために上司とキャリアについて会話を行い、実現に向けたテーマを設定した成長計画を作成しています。ヤマハ発動機グループ内で頼りにされる生産技術者になることを目標に、期待を超える価値を提供することを意識して日々の業務に取り組んでいます。
一日のスケジュールSchedule of a day
6:00 | 起床 早めに起床して体を目覚めさせるためのサーフィンやランニング |
---|---|
7:30 | 朝食 出社準備 |
8:30 | 出社 朝礼で一日のスケジュールをチーム内に共有 |
9:00 | 資料確認、情報整理 |
10:00 | 設計と生産技術要望の打合せ |
12:15 | 昼食 |
13:00 | 課内の新技術獲得活動ミーティング |
14:00 | メーカー打ち合わせ |
15:00 | 試作部品の測定データまとめ |
17:30 | 一日のまとめ 業務を整理して帰宅 |
18:30 | 帰宅 |
20:00 | 夕食 |
22:30 | ストレッチ 就寝前に体のメンテナンス |
23:00 | 就寝 |