[E054]消防用 LED可搬式投光器/相模原市消防局様
一秒を争う現場で、頼りになる相棒!
[ 2024年8月取材 ]

一秒も無駄にできない現場で、作業を邪魔しない使い勝手の良さは安心感につながる、とお話しいただきました。
現場で感じた、煙の中でも見える光の重要性
過去の事例ですが、一般住宅の火災で中に人が取り残されているという情報があり一刻も早い救助活動が求められました。玄関を開けた時、奥の方から煙が見えました。煙は上からだんだん下に降りて視界が悪くなっていきます。投光器を携行して素早く進入し、救助したという経験があります。救助時に煙の中でも見える光は必要だと感じます。そのため、訓練中にも煙を焚いて、煙の中で明かりがどう見えるか、ハロゲンとLED、白色光と黄色光、どちらが見えやすいかいろいろと試してみました。LEDの黄色光が圧倒的に煙の中で見やすかったです。

ケーブルがしなやかですぐに伸ばせる


ケーブルにやわらかさ、しなやかさがあり、きれいな輪の状態にして収納できます。現場でケーブルがよれたり絡まったりしていて、すぐにケーブルを伸ばすことができずに初動が遅れると、致命的な事象につながる可能性があります。X-BUSTERのケーブルは収納袋からも出しやすく、無造作に袋から出してもスムーズに伸ばすことができます。簡単で小さなことと思われますが、現場ではとても重要なことで、使い勝手のよさを感じています。
緊迫した現場で抜群の使いやすさ


X-BUSTERをカラビナフックで腰に装着することで、明かりを確保しながら、片手は壁、もう一方の手は手鳶など他の機材を持てるため両手を使って検索ができます。カラビナフックは取り付ける場所が選べるので、自分に合った箇所で付けています。梯子を上るときなどぶらつきが少ないので安定感があり、取り扱いしやすいなと感じています。
また、現場は火の音、木材の燃える音、放水やサイレンなどの音で騒然としています。無線の音が聞こえない場合もあるので、X-BUSTERの高い信号音は助かります。騒々しい現場でも聞こえやすく、活動時の安心感につながっています。
進入時だけではなく、臨機応変に使える

火災の現場では、屋内だけではなく活動の全体を把握したいケースもあります。例えば、責任者が図面などを広げて現場の統轄を行う指揮本部が設置される場合、拡散モードで投光器を三脚に立てて全体を照らします。また、鎮火後、火災原因を調査するときに使う際も、広い範囲が照らせる拡散モードが便利です。X-BUSTERは2つのモードが切り替えられるので、臨機応変に使えます。


一般住宅と共同住宅の模擬家屋を設置するなど施設をリニューアルし、緻密な訓練を実施できる環境に整備された下溝防災消防訓練場でお話を伺いました。

上段左から、伊東様、佐藤様、石井様、吉居様、下段左から、谷澤様、相澤様、ありがとうございました。